遊漁船でアラカブ釣りに行こう!
− 久しぶりの海釣り −



友人O氏より電話が入った。今シーズン最後のアラカブ釣りに行かないか?とのお誘いであった。天気予報を見ると、晴れで風も強くなさそうなので即OKをした。アラカブとは標準和名をカサゴと言い、大分県ではホゴとも呼ばれている。だが、岸壁やテトラの穴釣りで釣る物と違い、船で水深200m近い深場を探るこの釣りは、大きさ・色共に全く別物であるという。深場のアラカブ釣りはやったことがないので楽しみだ。


遊漁船 星隆丸

友人であるO氏は遊漁船を営んでいる。船の大きさは40フィート、約5トンなので広いし揺れないし傾かない!私の特務艇と違ってとっても快適である。

サイト:ajisaba.com 
(←デザインがenohaに似ているのは私が作成したからw)


車横付け

この港の岸壁は広く、車横付けできるのが嬉しい。重い荷物も苦労なく運ぶことができる。


出港!

べた凪で揺れることもなく、快適に進んでいく。ポイントまで約1時間だ。

すぐ近くに四国

佐田岬や風力発電の風車群が間近に見える。目的地までもう少し!

到着・仕掛け展開

釣り場に着いたら、即仕掛けの準備だ。今回のタックルはダイワの帆影80号、リールは電動リール・ダイワ・タナコン500、ラインはPE5号。仕掛けはワイヤー製アラカブ専用のトンボ胴付き仕掛け、針はホゴ針、そして一番下に捨て糸と鉛となる。

120号(約450g)

鉛は120号で仕掛けの一番下に20cmくらいに切った4〜5号くらいのナイロンラインを付けて結ぶ。これは根掛かりが頻発するので、仕掛けを守るため弱い部分を作っておき、ここから切るためである。トカゲの尻尾みたいな物かな?なので鉛のロストが頻発するので、10個以上予備を用意する必要がある。



鯖の切り身を塩漬けにした物である。かなり塩蔵してあるようで身が堅く餌持ちが良さそうだ。

餌の付け方

皮側から針を刺し、くるっと回ってまた皮の方に出す。これで餌が外れることもないし、一発で針掛かりだ!

仕掛け投入

根掛かりしないように竿は手持ちで、着底したら少し置いて5m位巻き上げ、再度底に落とすを繰り返す。獲物が居ればすぐに食ってくるし、放置していたら根がかる。巻き上げて落とすのは餌の位置を変えるためだ。アラカブはあまり泳がないので目の前に餌を持って行く必要があるのだ。

アタリがあれば合わせて中速で巻き取る。この時はロッドホルダーに固定してOK

上がってきました!

仕掛けを投入してすぐにアタリがあり、さっそく巻き上げる。透明度が高いので10mくらいから魚を見ることができる。鉛が切れ潮に流された隣の船長のラインがクロスしてしまったが、問題なく取り込めた。

←クリックで動画再生

アラカブ(沖ホゴ)

深い海から一気に上げるので水圧の変化によりご覧のように出目金&口から浮き袋露出になってしまう。これがこの釣りのちょっとグロい所かもしれない。コイツらは成長が遅く、このサイズは数十年経っていると言う話しも・・・ みんなバンバン釣っていたら、そのうち釣れなくなるんじゃないかな・・・

可愛い

こちらは水深70mと比較的浅場で釣れた個体。出目金にならなければカワイイ。

船長もGET!

リモコンで器用に操船しながら釣っていたO氏もダブルでゲット!

赤い

釣れたらクラーの中に入れていく。白と赤のコントラストが眩しい!

ヒメセミエビ

シャコみたいなコイツは、釣れたアラカブの口からはみ出していた。ヒメセミエビというセミエビの小型版のようだ。子供ではなく、これで大人らしい。損傷がないので餌に使ったら、すぐに釣れたw やっぱり食べ慣れた餌は食いが良い!

外道:クログチ

陸っぱりからの投げ釣りで釣れるシログチ(イシモチ)とは違うそうで、比較的深い海に住む魚らしい。本命は半分も巻き上げたらおとなしくなるが、コイツが掛かると最後まで抵抗するので分かる。大分では「カマガリ」とも呼ばれる。味はそこそこ良いらしく、40cmくらいあるのでこれ一匹でも充分おかずになる。

カモメ

船のすぐ横で泳いでこっちを見ている。なんか目つきが嫌だw

新型潜水艦 SS-501 そうりゅう

呉を出港した艦船が必ず通るのがこの豊後水道。潜水艦は結構頻繁に目にすることができる。
写真は2009年3月30日に就役したばかりの海上自衛隊最新の潜水艦「そうりゅう」だ!!スターリング機関を搭載した世界初の大型AIP潜水艦だ。通常のディーゼル艦なら良く目にするが、この艦は特別だ。釣りそっちのけで撮影しまくったw

満足!

海は穏やかだし、飽きない程度に釣れたし、最新鋭艦まで見ることができたので大満足だ。

釣果

二人の釣果である。アラカブ18、クログチ3の釣果であった。最盛期は一人30匹とか釣れるそうだ。市場に持って行こうw

#小型でリリースしたくても、パンパンになっているので逃がすことができない。これがこの釣りの問題点だと思う(´・ω・`)ショボーン

帰港します

いやー、楽しかった!O氏に感謝である。アラカブのシーズンは3-5月と短く、なおかつ潮の緩い日でないと釣ることができない。今日が今年最終日なので来年までこの釣りはお預けである。今度はアジ釣りにでも連れて行ってもらおうかな?>O氏

私が乗った遊漁船・星隆丸のサイトはこちら
その時々色々な釣り物があるので、興味のある方は電話で問い合わせてくださいな。(宣伝w)


もどるよ〜