鉄砲持って雪山散歩
− 本当は鹿撃ち! −
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大分県では珍しく12月初めだというのに雪となった。大分市内でも降雪があり 各地で雪による交通の乱れなどが報告されている。 厳しい気象条件であるが、シカを求めて前から目を付けていた場所に出撃してみた。 |
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Remington M870 half rifle 今年から大物のために投入した1/2ライフルの換え銃身を搭載した愛銃である。今まで付けていた銃身に比べて短くて軽く、山での携帯性は抜群!弾も自作したサボットスラグを装填して準備はバッチリである。 めったに体験したことのない雪道を獲物の気配と足跡に気を配りながらゆっくりと進んで行く。雪を踏みしめる音が心地よい。 |
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足跡発見! 進行方向とは逆の撮影となってしまった。画像下側が足先である。一緒に写っている装弾と大きさを比較して欲しい。この足跡を追ってみることにする。 |
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山越え谷越え・・・ しばらく進むと谷に出た。足跡は傾斜の緩いところを降りている。私も熊笹を掴みながら慎重に降りる。 |
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谷底 足跡は谷を少し下ってまた登りに入った。地図とGPSで確認するとこの先には家がある。発砲は控えたいので追跡は中止。元の道に戻り更なる獲物を検索する。 |
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うさぴょん ちょっと古いが、ウサギの足跡である。向かって右が進行方向。狩猟試験のテキストでは見ていたが、実際に見たのはこれが初めてだ。 |
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キジorヤマドリ 前に、この辺で「ケーン・ケーン」というキジの鳴き声を聞いているのでキジだろうと思う。結構新しく尾を引きずった後もしっかりと付いている。 |
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雪道を進む 小さな鹿の足跡が道を横切っているのでそれを追ってみる。 |
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熊笹の森 「熊笹あるところ鹿が居る」って事は誰も言ってないが、なんだか居そうな感じがする。全周警戒しながら慎重に進む。(何か雲行きが怪しくなってきた) |
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大通り 数頭が一緒になって歩いたようだ。小さいのから中位までで、大きいのは無いが後を追ってみる。 |
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落とし物 とてもフレッシュな落とし物である。つい先ほど落とされたという感じだ。 |
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また谷を降りる 結構上まで歩いてきたので雪が深くなってきた。今までは尾根をウロウロしていたが、どうやら谷を越えるらしい。急斜面で雪で足元が確認できないので慎重に降りる。でも最後で軽くすぺった・・・ |
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これはなんだ? 谷を越えて登る途中に地面が露出した部分があった。雪を掻いたみたいで土も飛んでいる。調べたところ「休憩した後」と思われるがどうなんでしょ?>詳しい方々 |
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険しくなってきた 谷から少し進むといきなり強烈な登りになった。息を切らせて登ると、今度は痩せ尾根となる。そして足元には数多くの足跡。この辺りから雪が舞い始めた。朝はあんなに晴れていたのに・・・ |
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追跡断念 帰りを考慮すると時間的に厳しくなってきた。足跡はさらに奥へと続いているが、今日はこの辺で勘弁してやろう(笑) 慣れない雪道を何時間も歩きっぱなしだったので、休憩して引き返すことにする。 |
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本日の御献立 演習の時に配られる市販?のレトルトのご飯である。出発前に家で湯煎してあるので開封すればそのまま食べられる。隣に写っているのはユニフレーム製の折り畳み先割れスプーン。素材はチタンで軽くコンパクトに収納できるので愛用している。 |
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中身はこんな感じ 炊き込みご飯のような感じでウマイ。冷たくなっているのが悲しいが食べられるだけマシである。内容量は375gもあり、かなりドッシリと腹に来る。 |
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水の作成 水をあまり持ってこなかったため雪を溶かすことにした。綺麗な感じの雪を集めてキャンティーンカップに詰め込む。そして固形燃料で温めるのだ。雪を容器満タンにしても溶けると激しく体積が減るので、さらに追加投入する。この際できた水に小量ずつ雪を入れた方が溶けるのが早い。 |
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水完成 結構な量の雪を投入して完成。一度沸騰させてココアを溶かして飲む。温かい飲み物は実に美味い! |
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お土産発見! 柿の木を見つけた。ほとんどが上の方にあるので穫れないが、手が届く範囲にある分だけを頂戴する。 |
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小さな渋柿 かなり小振りであるが綺麗な柿だ。ナイフでちょっと切って舐めてみると実に渋い。コイツは軒下で干し柿にしよう! と、そんな訳で山に飯食いと柿採りに行った様な感じで一発も撃たずに終了。鹿の姿を見なくても楽しい一日であった。でも本当は鹿獲りたい!! |