9月8日 晴れ


とても寒い。
冬用服で寝袋に入っているのだがまだ寒い。
ここは本当に日本なのか?
というわけで05:00に寒さで起きた。
ビスケットの朝食(フェリーでの余り)を取り再びR232を北上する。
今日の目標は、稚内だ。
本屋を探しキャンプ場情報や観光情報を仕入れよう。
通信費の問題から、ネットへの接続は余り出来ない。
何せグレ電(ISDN公衆電話)をこっちにきてまだ一度も見ていないのだ。
PHSはドコモのMOPERAを利用しているので1分間に15円もかかってしまう。
ネットで情報を仕入れるのは難しい。
インターネットカフェでもあればいいのだが・・・

R232より道道106号線に入る。
ここは再び海岸を走る道だ。
サロベツ原野園地にて1時間ほど木道散策をする。
見渡す限りの湿地帯でなかなかの物だ。
花が咲き乱れる湿地らしいが今は時期がおそく特になにもない。
モウセンゴケなど食虫植物を見て再び道道106号線を北上する。
30基近くの風力発電設備があった。
これほどの規模は始めてみた。
まだ建設中であるが、完成したらなかなか見応えがあると思う。

稚内では野寒布(ノシャップ)岬を見学。
利尻島が見えるだけで特になにもない。
ツーリングマップにでていた店でうにウニ丼を食べる。
通常の倍のウニを乗せ、後一品イクラ・カニ・ホタテの中からトッピングすることが出来る。
私はイクラにしてみた。
ウニにはわさび醤油をかける。
なかなかうまかったが値段もそれなりだった。
また、近くの丘には自衛隊のレーダー施設が並んでいた。
北方の動きを監視しているのだろう。

宗谷岬着
遠くに樺太の大地が見える。
観光客がひっきりなしにきて写真を撮っている。
日本人やなぁ〜
面白くないので移動する。

R238の猿払村付近の浜辺では、多くの人がいくつもの竿を並べていた。
それはもう海岸が竿と寒さよけのテントで埋まるくらいだ>マジで
鮭を釣っているらしい。
何本か上げている人もいた。
うらやましいかぎりだ。

クッシャロ湖の手前にはモケウニ沼というのがあるらしい。
訪れる人も少なく静かということなので行ってみた。
国道を離れ少し行くと日本景とは思えない風景が広がっていた。
木道をしばらく歩くと、目の前には静かな湖面が広がっていた。
足下はフワフワしており、ちょっと怖い。
釣り竿を持った人が現れた。
何でもここでは幻の魚である「イトウ」が釣れるらしい。
ルアーで釣ると言っていたが、今度私も挑戦してみよう。
竿とリールはあるが、肝心のルアーがワームしかない。
どこかで調達せねば・・・

クッチャロ湖着。
ここは、白鳥がくる所らしい。
キャンプ場があり大人200円。
安かったので、今日のキャンプ地はここに決めた。
MREレーションのビーフシチューで夕食をすませる。
湖面に沈む夕日がすばらしい。
明日も晴れていればよいのだが・・・

サロベツ原野園地 中央部に利尻島 建設中の風車
宗谷岬 遠くに樺太が見える 食堂樺太のウニウニ丼
 
モケウニ沼への木道

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