9月21日 晴れ時々雨


06:00起床。
このキャンプ場はとても居心地がよいが、移動する事にしよう。
土日に根室で行われる、サンマ食べ放題に参加するためだ。

ハイゼックスで炊いた御飯を熱湯に入れ温める。
レトルトのみそ汁も作る。
ご飯にはふりかけをかけて何とか食べる。
やはり、おかずがないと食が進まない・・・

食事の後かたづけを済ませ、撤収を始める。
ここには、長期滞在者が数人いるようだ。
静かだし、町からも近いし、無料だし私もしばらく暮らしたいよ。
昨日、ホタテをくれたおじさんはもう撤収したようだ。
うまかったゾ☆

09:00キャンプ場を離れR335を南下する。
中標津町到着。
とても楽しみにしていた「標津サーモン科学館」へ行く。
世界中の鮭の仲間が飼われているし、この時期は鮭の遡上を水中から見れるらしい。
入場料610円。
良心的な値段だ。
入った正面には、ヤマメとオショロコマが同じ水槽に飼われている。
なんか、お互い喧嘩してるような感じだ。
この二種は仲が悪いのかな?

丁度、小学生の遠足に当たってしまったようだ。
大水槽の前で、職員から説明を受けている。
わたしも、こっそりと後ろから説明を盗み聴き。
この小学生は、稚魚の放流をしたことがあるそうだ。
ついでに、鮭の雄雌の判別ができる。
・・・すごいな
いよいよ、この季節限定遡上のライブコーナーだ。
標津川から魚道を延ばし、施設内で鮭の遡上を見せるという仕組みだそうだ。
結構な数の鮭がいる。
ガラスの前でジャンプしたり、野生の力を見せつけてくれる。
さすが、野良鮭?だ。
とても力強い。
ほかには、小さいヤマメも居たがこれも野生のヤマメだろうか?
河口に近いここまでヤマメが居るのかな?

その先には、いろいろな鮭の仲間がいる。
中でも驚いたのは、12年物のイトウだ。
体長は1mほどあり圧巻だ。
27年ほど生きるそうだから、大蛇や小動物を丸飲みにしてもおかしくない気がする。
他には、アルビノのニジマスだ。
メラニン色素欠乏で、真っ白だ。
しかも、量産する事ができるというのだからまたすごい。

鮭の一生や仲間、さばき方や加工方法までとにかく何でも知ることができる。
見応え抜群のサーモン科学館だった。
この施設は大満足だ。

科学館の横にはサーモンハウスという土産物店と、サーモン亭というレストランがある。
このレストランでは「鮭のチャンチャン焼き定食」を食べることができる。
鮭のルイベとともに注文した。
(詳しいことは食べ歩記にUP)

とにかくうまい
文句なしにうまかった。

車に戻る頃、雨が降り出した。
ラジオの天気予報では、寒気が流れ込み10月下旬から11月上旬の気温になるらしい。
山間部では雪になると言っている・・・
いまは9月よ・・・
朝からストーブ炊いてますとか言ってるし。
ここホントに日本かいな?

大雨の中、野付半島へ移動。
川が運び出した土砂を海流が運んで作った所なんだそうだ。
ミズナラが海水に浸食され立ち枯れした物だ。
トドワラは、駐車場から30分ほど歩かなければならない。
雨が降っているし、観光客がわんさと居るのでここはパス。
さっさと引き返すことにした。

そろそろ今日の野営地を探さないといけない。
雪が降るような寒空の中、野営はやばい。
バンガローへ避難しよう。
中標津町に二人用1050円という格安のバンガローがある。
ここに決めた。
が、実際に着いてみたらびっくり。
二人用は物置のような所だ。
管理人のおっちゃんも、四人用を進める。
値段は倍だが仕方ない。
四人用を借りることにした。
荷物を運び込み、シャワーを浴びに行く。
サッパリとしたところで、管理人さんが17時を過ぎたら車をバンガローまで持ってきなさいと言う。
駐車場に一台だけ、しかも幌車というのは危ないんだそうだ。
若者が夜中、花火なんかをしにくるらしい。
本当はダメなのだが、特別に車乗り入れOKにしてくれるそうだ。
とても親切な管理人さんで良かった〜

と言うわけで一日が終わった。
バンガローの中でもメチャメチャ寒い。
真冬だよこれじゃ・・・
震えながら20:30就寝。


標津サーモン科学館(雨が降り出した) 標津川を遡上中の鮭
大型水槽(チョウザメもいる) イトウの2年魚
イトウの12年魚(体長は1m近い) アルビノのニジマス
チャンチャン焼き定食 ナラワラ

 


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