05:00起床。
丹頂鶴に起こされた。
近くで鳴いている。
今度は首を出して覗いてみた。
3羽いる。
うち1羽は、白と黒の模様ではない。
ヒナかな?(にしては大きい)
まぁ、近くで見られたから良しとしよう。
トーストにピーナッツバター(MRE付属品)をつけ朝食を取る。
ココアも温め、なかなかリッチな気分だ。
08:00移動開始。
同じ中標津町にある「虹別オートキャンプ場」を目指す。
1時間もせずに着いた。
とても立派なキャンプ場だ。
本当は13時からのようだが、受付をしてくれた。
ついでに、ここでは釣りができるらしい。
遊漁料は要らないが、住所と名前を書く。
下の方では鮭が遡上してきており、これを密漁する人がいるから何だそうだ。
なるほど、納得。
フリーサイトは、ちょっとした芝生の広場であるが、木がありいいかんじだ。。
テントを張り、付近を偵察に行く。
炊事場やトイレの豪華なこと!!
すっごく良いデザインなのだ。
建物だけではない。
このキャンプ場全体のデザインはとても考えられた作りだ。
ヨーロッパを感じさせるような洗練されたデザインなのだ。
とにかく、いたく気に入った。
これで360円は安い。
ダムではニジマスが釣れるらしい。
フライやルアーをしている人もいる。
私もやってみよう。
まずは、ルアーで挑戦。
2gのスプーンをキャストする。
未だにルアーで釣り上げたことはない。
こんな物で釣れるとは思えないのだ。
魚がウジャウジャいる外国なら話は分かるが、ここは日本だ。
(たまに日本とは思えないときがあるが・・・)
3時間粘ったが、あたりなし。
投げて巻いてに飽きた。
偏光眼鏡で水中を見ると一応魚はいるようだ。
しかも結構でかいニジマスが泳いでいる。
作戦変更。
餌釣りにする。
浮き下1m、餌は魚肉ソーセージ。
まずはこれで挑戦だ。
・
・
・
1時間経過。
ミミズを捕獲し餌にするが、あたりなし
飽きた。
目の前で、でかい奴のライズを目撃。
無警戒に虫を食べている。
ルアーロッドをたたむ。
愛用の渓流竿の登場だ。
0.6号の先に、10年くらい前に購入した毛針をつける。
テンカラのような感じだ。(竿も糸も違うが・・・)
奴の目の前に落とすが食いつかない。
しばらく待っていると、近づいてきた。
大きな口を開け毛針を飲み込む。
すかさず合わせ!
グッと竿がしなる。
うまくいった。
重たい引きだ。
糸が鳴る。
竿を立てて耐える。
0.6号だから無理はできない。
しかし、竿が”のされる”ほど強い引きではない。
奴はかなり弱ってきた。
空気を吸わせるようにし、ゆっくりと引き寄せる。
目の前に来ると、最後の力を振り絞り何とか逃げようと沖に走る。
再び竿を立てて耐える。
観念したようだ。
タモが無いので水面近くまで降りる。
ごぼう抜きはさすがに無理だ。
首をつかみ引き上げる。
体長は40cmジャスト。
この渓流竿で上げた一番の大物だ。
北海道の獲物第一号でもある。
とても嬉しい。
トドメは頭への蹴りで決める。
残酷なようだが、苦しませないためだ。
石へ叩き付けるというのはこのサイズでは難しい。
昔やっていた頭にナイフを突き刺すのも、すぐには昇天しない。
この方法が一番確実だ。
鮭を釣ったときの方法だそうだ。
サーモン科学館で学習した。>試したかった
流れのある下流で腹を出す。
水が冷たい。
手を浸けていられないほどだ。
解禁当初くらいの冷たさだ。
痛む手をかばいながらウロコ・内臓・エラを取り、きれいに洗う。
これはメスだ。
卵がいっぱい詰まっていた。
一匹つれば十分なので、ここで納竿。
獲物と共にテントに引き上げる。
まな板を出し、炊事場へ向かう。
3枚におろすのだ。
骨に少々身が付いているが、上手くできた方だろう。
テントに帰り調味料を出し、調理にかかる。
半身は塩と胡椒、少量のカレー粉をまぶす。
これを油をひいたコッヘルで焼けばOKだ。
もう半身はコッヘルにキャベツをひき、その上に乗せる。
味噌&砂糖を水で溶いたタレをかければ準備OKだ。
酒やミリン等あればいいのだが、贅沢は言ってられない。
ハイゼックスで米を炊き、順番に火にかける。
なかなかおいしそうにできた。
カレーの香りも良い。
まずは、味噌味から。
おいしいにょ
合格だ。
次はカレー味。
うまいにゅ
これも合格。
醤油をチョイとたらしたら、さらにグットだ。
ご飯が進む。
ニジマスは淡泊だ。
エノハのような香りもなにもない。
まぁ、これだけ大きいのはお目にかかったこと無いが・・・
このサイズだと結構食べ応えある。
立派な夕食のおかずになった。
感謝感謝
炊事場には、オープンキッチンのような場所がある。
コンセントもあり、誰もいない。
というか、現在このキャンプ場には私しかいない。
貸し切りだ。
というわけで、ここでノートPCを使わせてもらうことにした。
写真の加工やHPのコンテンツ作成などをし、気がつくと23:00だ。
テントに帰り、寝袋に入る。
23:30就寝。
ちょっと夜更かししすぎた。
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