2002年4月27日大潮。ついにこの日がやってきた。
一年前より計画して延期されていた潮干狩りOFFを行うのだ!
参加者はmankiti夫妻と娘のkちゃん、そしてmumuさんだ。Kちゃんは記念すべき海デビュー。
唯一のマテガイ捕獲経験者のsizukuさんはドタキャン
風邪を引いたらしいので無理は禁物だ。
やって来たのは、大分県宇佐市の和間海浜公園(わまかいひんこうえん)。
大分市より高速と有料道路を通って1時間かからないで到着した。
ここは圏内で唯一、アサリと共にハマグリを放流しているらしい。
ついでにマテガイも捕獲できるという噂だ。
ここには、50台ほど止められる無料の駐車場が有る。
この日の干潮は14:30だがすでに多くの車が止まっている。
鍬(クワ)を持参している人が多い。
やはりマテガイ狙いだろうか?
我々には熊手と小さなスコップしか配備されていない。
装備品の不足は気合いと体力でカバーしよう。
天気予報では降水確率80%と言っていたが、凄まじく晴天である。
日差しが強く帽子を忘れたのが痛い。
ここまで気持ちよく予想が外れると清々しさすら感じる(笑)
入り口には下記のような看板があり、ちょっと不安になる。
料金500円は良いとして、定量はカゴ一杯というのが・・・
さらに、右の看板の下には
バーベキューセットを持ち込みの方へ
持ち込み料として一台につき千円が必要です |
なお、ここでセットを借りると1500円だそうだ。(借りた方が安いと思う)
松が良い感じで木陰を作っており、居心地がよい。
潮が引く時間までのんびりと過ごせる。
場内も程良い広さで遊具も有り、子供達は勝手に遊ばせておくことが出来る。
いくつかのグループはバーベキューの良い香りを漂わせている。
・・・ビールだけでも持ってくれば良かった
ツライ(ToT)
木陰で昼食をとり、のんびりと時間を待つ。
ぼちぼち浜に出る人が出てきた。
我々も移動を開始する。
小屋で料金500円を払うと、遊漁券とザルを渡された。
なんかザル小さい(直径20cm程)・・・
アサリ・ハマグリは、このザル山盛一杯までが料金に含まれているそうだ。
1キロ超過につき300円徴収するらしい。
マテガイはというと、無制限に採って良いそうだ。
ここはマテガイをメインで狙いたいところだ。
目の前には、だだっ広い干潟が現れている。
期待に胸を膨らませ、沖に出る。
通路があり苦労せずに沖まで歩くことが出来る。
ちなみに、左側が貝掘り場で右側が養殖場だそうだ。
貝の採取が出来るのは左側のみである。
コンクリート製のしっかりした足場なので、砂に足を取られることもなく楽に沖へと出ることが出来る。
多くの人が固まって採っている場所を通り過ぎ、かなり沖にやってきた。
この辺りなら人も少なく快適に掘れる。
熊手でガシガシと砂浜を引っ掻く。
ひたすら引っ掻く。
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10分経過
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ヴァー
採れない(涙)
いくら掘ってもアサリの影一つないのだ・・・
そういえば、この辺には殆ど貝殻が落ちていない。
手前の方がいっぱいあったな。
周りにいる人を観察。
マテガイ採ってるやん
(-_-;)
穴に塩を入れるとひょっこりと顔を出している。
ここはアサリではなく、マテガイの場所らしい。
我々もマテガイ掘るためにシフトチェンジ。
塩を片手にスコップで地面を削る。
mankitiパパが穴をハケーン
塩を入れる。
3秒ほどすると潮が噴き出した。
続いて頭を出した!
すかさず頭を掴みゆっくりと引き上げる。
急ぐと足がちぎれるのだ。
焦らず引っぱり捕獲成功!
ボールペンほどの太さだが、記念すべき一匹目だ。
この調子でどんどん採ろう!
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難しい
クワがないと穴を見つけるのが難しい。
それらしい穴を見つけても反応がない。
このままでは潮が満ちてくる。
アサリを定量捕獲した後にマテガイ採取を行うことにした。
と言うわけで、岸の方に戻る。
多くの人が掘っている中に加わり掘り始める。
ザクザクとは行かないが、チマチマと見つかる。
たまに大きな貝があり期待して見るとバカ貝である。
こいつは砂が抜けないので全く喜ばれない。
手間を加えると砂は除去出来るようだが、めんどくさい。
こいつらは全部リリースである。
しかし、採れないものだ。
掘れども掘れどもなかなかいない。
もっと、ゴロゴロ出てくる様子を想像していたのだが・・・
あちこち掘りながら何となく解ってきた。
採れるポイントは水路状になった所の脇かその中。
この写真ではT字型になっている。
潮が引いてもぬかるんでいる所が良いようだ。
さらによく観察すると、たまに潮を噴き上げる。
このしたには間違いなくアサリがいるのだ。
じっと見て潮を噴き上げた場所を攻めると結構採れる。
開始して3時間後、ついにアサリ道を極めた(笑)
熊手などの道具は要らない。
地面を見ると色々な穴がある。
カニが掘った穴何かである。
その中に爪楊枝で開けたような大きさの穴がある。
ここに指を突っ込むのだ。
5〜10cmほど下に間違いなく獲物がいる。
ピンポイントで攻められるので力は要らず疲労も少ない。
腰が痛くなるのもかなり軽減される。
このピンポイント捕獲作戦を開始すると、1時間分の捕獲量を10分で採ることが出来る。
恐ろしく効率の良い捕獲方法だ。
今まで3時間粘ったが、この方法で30分も有れば同じ量になる。
しかも、割と大きな型が採れるのだ。
アサリの水管の大きさの違いだろう。
と言うわけで、あっという間に定量を採取。
しかし、風が強くなりかなり寒くなってきた。
さっきまで出ていた太陽も隠れて曇ってきている。
潮も満ちてくるので撤収する事にした。
マテガイは今度の楽しみに取っておこう。
料金を払った小屋で検量を受ける。
ザル山盛一杯が定量なのでオーバーしないように調整してきた。
よって追加料金は無し。
バケツには検量を受けた目印として黄色いビニール袋を付けてくれる。
お持ち帰りの際に利用でき、一石二鳥のアイディアだ。
記念撮影を行い撤収を完了する。
なかなか楽しい一日であった。
大分から高速を利用して1時間かからない。
小さな子がいても安心して遊ぶことが出来る。
ここはなかなか良い場所だなというのが皆の一致した意見だ。
500円と言う料金も貝の放流やカゴのレンタル・検量後の袋などを考えると高くはない。
真水の水道が使い放題などを考えると、かなり良心的価格と言える。
不満点はただ一つ。
ハマグリも捕れるという話であったが、ほとんど採れなかった。
いくつかは採れたが、大きさはアサリと同程度か少し大きいくらい。
一番大きなハマグリをアサリ(2cmほど)と比較。
これは期待してはいけない。
今度来るとしたら、マテガイ大量捕獲を目指したい。
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