道の駅 山之口
古代の甘味、甘乳蘇(かんにゅうそ)とヤギ乳ソフト
宮崎県、山之口町。
緑がいっぱいの山に囲まれた静かな町だ。
青井岳キャンプ場など自然と親しむことが出来るところだ。
昔は電車でここまで来てハエ(ヤマベ)釣りを楽しんだこともある。
宮崎市と都城をつなぐR269沿いに、道の駅 山之口がある。
青井岳を過ぎてしばらく走るとそれは見えてくる。
ここでは、おそらく私が食べたソフトの中で一番うまいと思うのが2種類ある。
甘乳蘇ソフトとヤギ乳ソフトだ。
蘇(そ)とは絞りたての牛乳を8時間ほど火にかけゆっくりと練りながら水分を飛ばす。
煮つまって味噌のような色・硬さになったら冷やして固めた物が蘇である。
中国より伝わり、奈良時代では貴族だけが口にすることが出来る自然の甘味料であった。
現代でもその製法の手間などから100gで1,000円ほどの値段がする。
まさに高級自然甘味である。
その甘乳蘇をソフトクリームに混ぜたのだ。
まずはこのソフトを購入(一個300円)
うっすらと蘇の色がついている。
溶けてきたので日陰に移動し急いで食べる。
口いっぱいに蘇の香ばしい香り、自然で上品な甘さが広がる。
コクがあり非常にまろやかで・・・
とにかくお〜いしー♪
ふわぁ〜と広がる「蘇」の香りがたまらない!
もう一つ、ヤギミルクで作ったソフトもある。
近くの「中村牧場」ではヤギのミルクを生産している。
そのヤギミルクでソフトクリームを作ったのだ。
とってもサッパリとしており爽やかな香りがする。
ヤギ臭さなど全くなく
うおーいひ〜(ビブラート)
これが文句無くうまいのだ。
しかも、一番下にはコーンフレークが敷き詰められている。
最後まで飽きさせないのが良い!
これら二つのソフトはまさに史上最高のソフト
と言えるだろう。
まさにキングオブソフトだ。
場所は宮崎からR326を30kmほど行けば見えてくる。
付近には、なーんにも無い。
山ばかりだ。
甘乳蘇ソフトクリームは宮崎以外でも食べることが出来る。
帝都にある「新宿みやざき館KONNE」だ。
新宿サザンテラス内にあるらしい。
しかし、ヤギ乳ソフトが食べられないのは惜しい。
これは実際に宮崎の山奥まで来るしかないだろう。
それだけの価値はあると思う。
道の駅 山之口
TEL (0986)-57-5222
/ 10:00〜19:00 / 無休
営業時間は季節により変動