福万山
− なにやら縁起の良さそうな山 −
陸上自衛隊日出生台演習場 ・・・たまに沖縄駐屯の米海兵隊が155mm榴弾砲(自衛隊で言うところのFH70)をぶっ放しに来る所だ。 日常でも陸自の皆が演習に汗を流す。大分市内でも天候によっては着弾の音が「遠くの雷」の様にズーン・ズーンと響くことがある。 そんなステキな場所である日出生台と観光地・湯布院の間にデーンと座っているのが今回のターゲット、福万(ふくま)山である! 写真は狭霧台から見た福万山 |
登山口 R210を湯布院から水分峠方向に進むと、右側に青少年スポーツセンターとの看板がある。ここに入って真っ直ぐ進み突き当たりが登山口である。車は入口近くのスペースに止めた。本当はスポーツセンターの駐車場を使うらしい・・・ |
遠くに見える山頂 登山道を歩いて少しすると目の前に福万山が見えてきた。この日は6月だというのに初夏の陽気で既に汗だくである・・・ |
ユムタ高原 なかなかいい感じに草原が広がっている。山には登らず、ここでお弁当を広げるのも楽しかろう。 |
足跡発見! どうやら鹿のようである。野生動物もたくさんいるようだ。 |
雑木林 草原を歩くこと約1km。雑木林に突入した。地面は粘土質だが歩きやすい。 |
本当の登山口 東方向からの道と合流した。ここまで車で来ることができるようだ。地図を見るとゴルフ場からかな?しかし、草原地帯を歩くのは気持ちがよい。今度来る時はよっぽどでない限り、また高原入口の登山口を使おうと思う。 |
駐車スペース 5台ほど止められる。もう少し向こう側にも5〜6台ほど止められるようだ。 |
明るいルート 基本的に開けていて明るく歩きやすい。粘土質であるので日陰など少し滑りやすい所もあるので注意が必要である。少し浸食されてV字に掘れている地点もある。 |
白い花 名前は分からないが白い花が黒い地面に散り見事なコントラストを描いている。優しい香りも離れたところから薫ってくる。何て木の花でしょうかね? ※判明! エゴノキ:毒草 未熟な果皮にエゴサポニンという毒を含む。昔は魚毒漁に使われた。 |
杉ゾーン 雑木林から杉へと移った。変化のあるルートだ。 |
手入れの行き届いた杉林 枝もちゃんと払ってあり、所々日も射している。結構手入れがしっかりしているようだ。払った枝もそのままにはしておらず、ちゃんと掃除してある。感心感心。 |
赤テープ 全てに渡って言えるのだが、適当な間隔でテープやリボンで目印が付けてある。よっぽどでない限り、これを辿っていけば迷うこともないであろう。 |
ナイスな標識 杉林を抜け、谷を渡り少し進むとカッコイイ標識があった。(隣にはちゃんとした立派な看板もあった) |
笹と雑木 矢印方向に進むと開けた雑木林&笹の間を進む。こちらも粘土質で所々滑りそうな地点がある。実際スリップ跡も幾つかあった・・・ |
稜線を歩く 雑木林を抜け、少し急な登りを登り終えると標高1187地点である。今回一番きつかったのはこの登りであった。 さて、ここからは稜線づたいに山頂を目指す。 |
陸軍所轄地 またまた発見。「陸軍所轄」標識である。別府の扇山にも同じ標識があった。旧軍時代から演習場だったのであろうか? |
到着! 標高1235.9mの山頂に到着。ザックを放り投げて景色を堪能し菓子パンで腹を満たす。風が涼しく眺めも最高である。 10名ほどの高年パーティーが湯布院を見ながらマターリと休憩していた。 |
由布岳を望む 由布岳や塚原方面が一望できる。一週間ほど前まで山頂はピンク色であったのだが散ったようだ。 |
日出生台演習場 演習場が一望できる。本日は演習中の様である。 |
120mm重迫撃砲 双眼鏡で見ると6門の120mm迫撃砲が見える。さすがにデジカメでは判別が難しい・・・ 左側の偽装網に包まれ、こんもりとしているのがそれだ。 この迫撃砲はいわゆる重迫(じゅうはく)で、迫撃砲の中では一番デカイ! 移動するには車で牽引する必要がある。 特徴としては、砲身にライフリングが切ってあることである。 |
弾ちゃ〜〜く 今っ! ドドーンと言う発射音がして十数秒後、雷のようなズズーンと着弾音が響く。(文字にするのは難しい) いい場所にいるので気分はFO(前進観測班)である(笑 発射音よりも着弾音の方が大きい。着弾点である遠くの山では土煙がモウモウと立っている。 双眼鏡で見ると一瞬光った後、数十メートルの範囲が一瞬で砂煙に包まれる。 弾種はHE(榴弾)の様だ。 ・・・こんなのに絶対に狙われたくないね |
撤収 景色や実弾射撃を充分堪能したので、そろそろ引き上げることにする。 |
行きとは違う道 「陸軍所轄地」の標識から南に下りる。 |
一気に下りる 結構高低差がある、雑木林を抜けたかと思うと足下が見えないくらいの笹藪を通る。このルートはあまり通る人がいないようで荒れている。 |
撤収 ゴルフ場まで下りてきた。少し下って右に曲がり、三和シャッターの保養所?(別荘?)の横を入ると駐車場のある登山口に着く。 |
高原登山口帰着 上の登山口から途中でチョコチョコ遊びながら帰ってきた。程良い疲労感に包まれかなり上機嫌である。距離的にも丁度良く景色も堪能できお気に入りの山の一つに決定である! 積算距離:約9.0km 積算時間:3時間42分(休憩含む) |