久住 中岳
− 九州本土で一番高い場所 −
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九州本土で最高峰といったら久住連山の中岳(1,791m)だそうだ。地図を見ると以外にも歩きやすそうな感じである。 5月某日ミヤマキリシマ開花前のチャンスを狙って登ってみることにした。 開花前を狙うのは、ミヤマキリシマが咲くと山々はピンクに染まり綺麗だが、信じられない位の大勢の人が押し寄せる。 路肩は車で溢れ、登山道は人で埋め尽くされる。それはもう恐ろしい程の長蛇の列なのだ! #ちなみに、あえて”本土”と付けたのは九州で一番といったら屋久島の宮之浦岳1,935mになるらしい。 写真は3月に久住花公園近くで撮影した物 |
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牧ノ戸峠 登山口 時間は11時半を少し回っている。平日の昼間であるが、駐車場は満車状態。休日ともなれば、早朝でなければここに車を置くことは難しいであろう。通常なら夜明けと共に登り始めるのだが午前中に片づける用事があったため少々ゆっくり目のスタートである。気温は16度。この地点の標高は1330mであるので、海抜0mと比べ約−8度気温が低いということになる。 写っているのは一緒に登ったmankiti氏 |
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案内板 登山口横には付近の案内板が立っていた。目的地の中岳までは2時間少々かかるようだ。 ←画像クリックで拡大 |
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コンクリート道 沓掛(くつかけ)山まではコンクリで舗装された道であるが、これがどうも辛い。高低差もあるし歩きにくいのだ。ここが今回の一番の難所であったと思う・・・ |
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沓掛山頂上 コンクリ道を登り終えると山頂がすぐ近くに見える。ここで息を整え、山頂を目指す。 |
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沓掛山より先を見る 山頂までは全く険しいということはなく、簡単に到着。これから歩いて行く道が見える。高低差もさほど無く良い感じである。 |
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扇ヶ鼻分岐手前 砂or草の道であるのでとても歩きやすい。 |
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扇ヶ鼻分岐 ここで久住山方面と扇ヶ鼻に分かれる。ちなみに、ここは新しい分岐だそうだ。昔からの分かれ道はもう少し進んだ所にある。どおりで地図&GPSと合わないわけだ。共に昔のポイントを入力していた。 |
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西千里ヶ浜を振り返って撮影 砂と小石でできた平坦な道を進む。空も青くとても心地よい。 |
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星生崎と久住山 真っ直ぐ進むと、大きな岩がゴロゴロしている星生崎と呼ばれる地点だ。難所というほどではないが、手をついて登る必要もある。 右側に見えるのは久住山1,786m |
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避難小屋と新設トイレ 星生崎を越えると広場に出る。 左側のトイレは最近立て替えられたそうだ。太陽電池を動力に水は完全リサイクルでバイオ処理を行っているそうだ。しかし、どうやってここまで建設資材等を運んできたのであろうか?やはりヘリコプター? |
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御池(みいけ) 避難小屋からしばらく進むと池が見えてきた。釣り士の性か、水があると何かいないかジッと見てしまう(笑)だが生命反応は無い。すぐそこには目的地の中岳が見える。もうすぐである! |
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中岳着 ここが九州本土で一番高い地点1,791mである!360度見渡せなかなかの眺めである。後から登ってきたおばちゃん達によると この地点から長崎の雲仙が見えるらしいがさすがに95km先は目視不能だ。マッタリと休憩し昼食を取る。 |
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山頂から御池方面 久住山には結構人が登っている。先に中岳に着いていた夫婦は初め久住山に登る予定だったが、中岳の方が高いと途中で聞いてこっちに来たそうだ。・・・中岳はマイナーなのかな? |
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坊ガツル 手前の山に隠れて見えないが、この裏には法華院温泉というこんな所には有り得ない立派な温泉がある。1泊2食付きで7,500〜というのはなかなか良心的だと思う。入浴のみもOKだそうだ。帰りはまた汗ダクだが(笑) |
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平治岳 上部がミヤマキリシマでピンク色になっている。周りや途中の株はまだまだ蕾みであった。あそこは標高が低く日当たりがよいからであろうか?この辺りも後10日もすれば満開であろう。遠くには「豊後富士」とも呼ばれる由布岳が見える。(左側) |
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硫黄山 ここは5年前の'95年に250年ぶりの噴火をしたそうだ。そういえばニュースでやっていたような気がする・・・ (当時は全く興味なかったんで) 風向きによるだろうが、久住別れ付近では硫黄の臭いが漂っていた。 |
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阿蘇山 南側を見ると阿蘇の山々が見える。左側が根子岳。右側にはつい最近また噴火した中岳の噴煙が見える。 |
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頂上から上の画面で再生されない場合は、こちら 硫黄山→久住山→稲星山→黒岳→平治岳→坊ガツル→三俣山 かなり凄い手ぶれで申し訳ない (1.24MB) |
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帰り道 毎度の事ながら下りで右膝が痛む。だが素晴らしい秘密兵器である竹の杖(笑)を装備しているのでコイツに頼りながら降りる。登りと同じ位の時間がかかってしまった。 積算距離:10.5km 積算時間:5時間11分(休憩含) |