平成16年度 狩猟日記 その1
− 大分県内での狩猟報告 -


出猟日 11月15日 (月曜日)
時 間 10:30〜16:30
場 所 河川敷
猟法 流し&待ち猟
天 候 曇り時々雨のち晴れ
使用銃 豊和 55G
使用弾数 4.5mmジェット弾 5発 
猟 果
キジバト 1羽
ヒヨドリ 1羽
(カラス1、ヒヨ1半矢)
 いよいよ待ちに待った解禁である! 今年は豊和のガスエアライフル55Gを新たに投入し、散弾銃(レミントンM870)にも使いやすいよう色々とアクセサリーを付けた!準備OK気合い十分である!!

10:30いつもの河川敷到着。数回に渡って上陸した台風によってヒヨやキジバトが来る木はなぎ倒され壊滅状態だ。この場所はあきらめ土手を車で流す。キジとの出会いを期待したが気配がない。過去にいた場所や砂浴びしそうな場所をジックリと観察したが足跡等の生息を示す物は発見できなかった。台風の大水で流されたのかな(笑


下流に来た。去年エアライフルで待ちをしてヒヨを捕った場所はかなりボロボロである。

葉は無惨に吹き飛びゴミが引っかかった木

去年この時期は葉がこんもりと茂っていたのだが今年は疎らである・・・ 飛来がありそうな感じであるので、しばらく待ってみる。

 ・・・1時間経過。
小さな非狩猟鳥が何回か来ただけで無駄に時間が過ぎていく。飽きてきたので移動!

 少し下流に下るとエアライフルで狙うのに非常によい感じの木を発見!軽くブッシュを整地し真新しい豊和55Gにガス&弾を装填し準備完了! 
ヒヨドリが飛んできた。落ちていた竹をバイポッドにした依託射撃なので呼吸による上下のブレのみを抑制すればいい感じだ。レチィクル揺れがピタリと止まった瞬間発砲!軽い発射音に一瞬遅れ着弾音が響く。スコープ越しにストンと落ちていく。ブッシュをかき分け捜索開始! 木の根本に落ちているヒヨちゃんを難なく発見。さて、持ち場に戻って次を待つ。

 30分後、ちょっと目を離した隙にキジバトが飛んできていた。急いで胴体の真ん中を狙い発射!パッと羽が散ったが隣の枝に飛び移っただけで元気である。槓桿(ボルト)を操作し二の矢を装填!呼吸を整え胴体の少し上を狙って発射!発射音に続いて大きな着弾音が響く。反対側に落ちるように飛んでいった・・・ 半矢か? 急いで捜索を開始する!

木の反対側に来るとフワフワと羽毛が飛んできた。足元を見ると羽と血が落ちている。

血と羽が点々と落ちている

コイツをたどって行くと5mほど先に地面に突っ伏したキジバトが居た。(一番上の猟果の写真) 既に昇天している。羽を引いてみると弾は首を貫通していた。

矢印方向より入り首を貫通

首以外の傷は見あたらない事から、初弾は完全にかすっただけのようである・・・ 首を触ると素嚢にはジャリジャリと餌が入っている様である。(帰宅後解体したところ籾がいっぱいに詰まっていた)

このまま2時間ほど待ったが、横の撃てない方向の木(矢先に道路がある)ばかりに獲物が来るので撤収する。新しく採用したエアライフルも非常に使い心地・が良く満足である。ポンピングも要らずボルトを引けば5発撃てるというのがとても嬉しい。今年はこの銃に大いに期待である!


出猟日 11月16日 (火曜日)
時 間 11:00〜14:00
場 所 河川敷
猟法 エアライフルでの待ち猟
天 候 晴れ
使用銃 豊和 55G
使用弾数 4.5mmジェット弾 1発 
猟 果
ヒヨドリ 1羽
 昨日の場所はなかなか良い場所であったので本日もそこで待ちを行うことにする。11:00現場到着。すでに整地してある。バイポッドとして竹を使用したが、今回は砂浜の投げ釣りで釣り竿を立てかけるヤツを釣具屋で買ってきた。これと竹を組み合わせトライポッド(三脚)とする。

 ジッと待つこと30分ほど。3羽のヒヨドリが留まった。弾を薬室に送り込み狙いを付ける。トライポッドのおかげで呼吸の揺れも気にならない。一番肥えてそうなヤツに狙いを付けて発射! 着弾と共にまっすぐ下に落ちた。

 その後2時間ほど待ったが相変わらず打てない方向の木に来るだけで終了!いつものことだがショボイ猟果である・・・

出猟日 11月25日 (木曜日)
時 間 11:00〜14:30
場 所 大分市内&県南
猟法 流し猟
天 候 晴れ
使用銃 Remington M870
絞り 平筒
使用弾数 5号弾 2発  
猟 果
コガモ メス 1羽
 今日は猟友mumuさんとの出撃である。県南の川を目指して移動開始である!ある筋から可猟区域で鴨らしき鳥を見かけたという何とも信憑性の薄く頼りのない情報が入ったのだ。(情報提供者は鴨の名前なんか知らない一般?の人)今年は暖冬の為か腕の所為か、全くカモ類が取れていない我々は散歩がてら行ってみることにした。(本当はやる気満々!腰の弾帯には弾がビッシリ!)

 移動途中少し寄り道して毎年コガモが付いている場所を覗いてみることにした。・・・3羽発見!すぐに車を大きく回し、死角に駐車する。ここでプチ作戦会議。mumuさんは左側、私が右側を撃つことにした。奴らに見つからないように近づき双眼鏡で確認。全部で7羽のコガモの群だ!あまり遠くないのでチョークをモデに変更。弾は33gの5号弾を装填する。ジワリジワリと近づきかけ声と共に立ち上がり狙いを付け発砲! ・・・のはずが、手前に20羽以上の群れが居るではないか! 手前の群れに撃つと兆弾の可能性がある。一瞬迷ったが奥の一団に向け発砲!それに続いてmumuさんも発砲!銃声と共に飛び出した一団にも撃ち込む! 合計3発の銃声が響いた後そこにはたくさんのコガモが・・・いない。一羽だけ動いているメスがいる。すぐに駆け寄り喉を切って締め完了。二人で3発撃って確保1羽とは _| ̄|○ 何とも寂しい気分になってしまった (泣)

気を取り直し、一気に目的地まで移動する。途中持ってくるのを忘れていた氷を確保し順調に到着。またまたコガモの群を確認。しかし、近くに建物があるので撃てない。観察していると飛んでいった。まぁ、カモ類が居るのは確認できたのでヨシとしよう。

 今回から投入した新兵器に衛星&航空写真がある。1/25,000の地図は前から使っていたが上空からの様子が分かることで作戦が格段に立てやすくなった。付近の住宅等もバッチリ把握できる! で、この写真を見て巡回ルートを決めゆっくりと回ることにした。

 堤防をしばらく進むと草の間に何かが一瞬見えた。車を止め双眼鏡で確認するとカルガモである。




対岸にカルガモ6羽の群れ!(右は拡大図中央部に一羽)

 しかも6羽ほどが全く無警戒に日向ぼっこをしている!しかし、どうも位置的にビミョーである。遠くには学校が見えるし近くに民家もある。ここで散弾をぶっ放すのは、法的には問題が無くとも住民のことを考えると少々気が引ける。エアライフルがあれば良かったのだが、あいにく今日は持ってきていない。と言うわけでジックリとカルガモさん達を観察だけすることにする。

まるでバードウォッチャーの様なmumuさん

 ↑の様に姿を晒しても気づいていない ガ━━(゜Д゜;)━━ン! エアライフル持って来るんだった・・・

 この後少し回ったがヒドリガモやヒヨドリ・キジバトを見ただけで終了。まぁ、一羽獲れたから良いか (泣)


出猟日 12月1日 (水曜日)
時 間 11:00〜14:00
場 所 河川敷
猟法 待ち猟
天 候 晴れ
使用銃 豊和 55G
使用弾数 4.5mmジェット弾 約10発 
猟 果
ヒヨドリ・ムクドリ 1羽づつ
  初めて散弾をI持たずにエアライフルだけで猟場に来た。キジを見つけたら4.5mmで殺れるか不安があるが・・・

 センダンの木が数本生えている場所に到着。ガスを入れペレットを装填し木の根本に潜み周囲を警戒。すぐにヒヨドリ様御一行が到着。ボルトを引き、銃を木に依託し呼吸を整える。揺れが止まったところでゆっくりと引き金を絞る。発射音に一瞬遅れて「パーン」という着弾音!まっすぐ下に落ちた!すぐに駆け寄り回収!まずは1羽ゲットである。

 一度群が散ったがすぐに戻ってくる。付近に餌になる木はここにしかないからであろう。ヒヨの他にムクドリも来た。結構賑わっている。しかし、さすがに警戒して少し遠い30mほど先の木に留まっている。見つからないように少し前進し発射!ハズレ!装填して発射!ハズレ・・・ やっと一羽にヒット!半矢のようで少し飛んで落ちた。スコープで見ると暴れている。頭を慎重に狙い発射!着弾音と共に静かになった。近づくと下クチバシを破壊しブラブラである。ショックで昇天したようなのでまぁ、ヨシ!さっきはあんなに外したのに今回は一撃で決まった。やはり獲物を見て少々興奮しているからであろうか?さすがに飛びが少なくなってきたので移動する。

 解禁日にキジバトを獲ったところへやって来た。今回は少々面白い物を持ってきた。車は目標の少し手前に駐車しているのだが、空を飛ぶ獲物からは丸見えである。と言うわけで大きな偽装網の登場である。

偽装網で覆われたジープJ55

すっぽりと覆われたジープは少し離れて見ると付近に溶け込んで・・・いるような気がする。まぁ、少なくともフロントガラスやボンネットの反射は大きく減っている。無いよりましであろう。

後ろから

 ブッシュに潜みターゲットの飛来を待つが一向に現れない。いつもなら聞こえる、やかましいヒヨの声も聞こえない。食料の板チョコも食べ終えた(笑) 寒いので撤収する。キジバト定数とか夢であろうか?


出猟日 12月5日 (日曜日)
時 間 11:30〜15:00
場 所 県西部の池
猟法 流し&待ち猟
天 候 晴れ 超強風
使用銃 Remington M870
使用弾数 36g 5号 6発
32g 7半 3発
絞り モデ
猟 果
コガモ メス 2羽
 ヒドリガモ オス 1羽(写真無し)
 今日は少し期待して猟場へとやって来た。去年は風の強い日はこの池に鴨が逃げ込んできたからである。おまけにこちらの気配も消すことができ、とても撃ちやすいのだ。

 すぐにヒドリガモ御一行様発見。数は約10羽ほどいるようだ。左側から回り込めば奴らのすぐ目の前に出られそうだ。車を降り装備を調えて草むらに突入!姿を見せないように歩くが、音はさほど気にしない。風のおかげで足音がかき消されるのである。木の陰に隠れて様子を見ると強風で風下へと流されていく・・・ 急いで低い体勢で草を掻き分け、50mほど先に回り込み5号を装填し射程に流されてくるのを待つ。距離約30mで一気に3発を発砲!被弾した一羽が右から左へと飛び出した!7半を装填し落ち着いてゆっくりと狙って発砲!某鴨撃ちゲームのように綺麗に落ちた。とても嬉しいが4発も撃って回収は一羽である。他の2羽は飛んでいった・・・ (´・ω・`) 飛び方からしてたぶん半矢であろう。悪いことをしてしまった。

 少し進むとプカプカ浮かんでいるコガモを発見。ゆっくりと近づき5号を3発発射!水面に2羽が浮いているが共に半矢のようで水面で暴れている。お互いに距離が離れているので一発ずつ7半を撃ち込んで止めを刺す。風で対岸に流れてきたところを無事回収。


まるで生きているように風で動くデコイ

 マガモのデコイを放り投げて1時間ばかり待ってみたが、付近を通過する鴨は皆無。早々に切り上げて撤収となった。風だけではなく雨も降らなければダメなのか?

出猟日 12月17日 (金曜日)
時 間 08:00〜11:40
場 所 県南
猟法 流し猟
天 候 快晴
使用銃 Remington M870
使用弾数 5号弾 3発
7半 1発 
絞り モデ
猟 果
オナガガモ オス 1羽
  日の出から遅れること1時間、先月の25日に玉砕した県南へとやって来た。前回行かなかった所を徹底的に調べるつもりだ。

 まずはカルガモの団体を見たところへ到着。やはり同じ所に10羽近くが休んでいる!散弾は背中に担ぎ、エアライフルを手に草むらを少しずつ前進する。もう少しで射程に入るというところで気が付かれたようだ。一羽が岸から川に降りこちらを見ている。他の仲間も次々に川に入って泳ぎだした・・・ ゆっくりではあるが離れていく。遠くの学校に音が届くので散弾は自主規制とするので私の負けである。立ち上がるとカル達は一斉に飛び立った。風もなく気配を消すことができなかったのが敗因であろうか?まぁ、この場所に付いているのが分かったのでまたチャンスはあるだろう。次なる目標を探しに移動する。

 航空写真で目を付けていた場所に到着。付近に家はなく道路からも死角となり、アシが多く生えているところだ。ここは期待できると思う。5号を装填し、シェルホルダーにも5号と7半を刺す。薬室も閉鎖し、突発事態に備えゆっくりと移動する。が、どうやら居ないようである。200m範囲を策敵したがシラサギとカイツブリが居ただけで駄目。良さそうな場所なのに残念だ。廃莢し上流に進む。

 橋の上からヒドリガモを発見。数は約8羽。結構離れているのでゆっくりと作戦を立てる。橋の上からなので周りがよく分かる。左岸に死角まで車で近づき、そこからはアシの中を移動して奴らの目の前に出られる。理想的な地形である。早速行動を開始する。

 ヒドリガモの数は計12羽。一番近いヤツまで30mくらい。こちらはアシの中に隠れているので気付かれてはいない。完璧である!3羽重なっている地点に2発続けて発砲!水しぶきが収まった地点を見ると羽が散乱しているだけである? 飛んだ先には道路があるので撃つことはできない。双眼鏡で撃った地点を見ても派手に散った羽があるだけである。狐につままれた感じだ。確実に捕れると思っていたので信じられない。もう一回双眼鏡で見ても羽があるだけ。水深はほとんど無いところなので潜ったというのは考えられない。どうやら半矢になって飛んでいったようだ・・・ _| ̄|○

 あっちこっち走って、昨年マガモが出た(見ただけ)所へ到着。車を降りて河原を歩くが獲物は居ない。移動しようかとした時、かなり上流の方で銃声らしき音がした。他にもハンターがいるようだ。少しして、こちらにカモの一団が飛んで来るではないか!ブッシュに身を隠し双眼鏡で動向を観察する。 と、少し上流の橋の上に降りた!すぐに移動し獲物を確認。大半はヒドリガモであったが数羽のマガモやコガモ、さらにオナガガモや非狩猟鳥も混じっている。なかなかの混成群だ。右岸に大部分が移動したので、私もそちらに移動する。

 大きく死角から回り込み草陰に隠れる。残念ながらマガモは射程外で移動しても撃てそうにない。が、近いところにオナガガモが居る。こいつはまだ捕ったことのないので捕獲決定!5号弾を装填し発砲!パターンのど真ん中に決まった!他の一団は飛んで行くがオナガだけは水面をクルクルと回っている。羽が折れただけのようだ。7半で止めを刺し大人しくなった。水深は膝までも無いようなので川に入り回収に向かう。水が冷たいが流れていくので仕方ない。少し下流で無事ゲット!まだ息があったので喉元を切って絞めと放血を行う。

名前の由来である特徴的な尾(英名はPintail)

 初めて手にするオナガガモはマガモやカルに比べて小振りであるが、最近コガモしか捕っていない私には大物に見える。現場で内蔵を処理し氷詰めにして撤収。数は多く見たのだが捕獲は1羽。まぁ、そう上手くはいかないよな・・・

出猟日 12月29日 (水曜日)
時 間 08:00〜11:45
場 所 県西部の池
猟法 流し猟
天 候 曇り時々雨&霰のち晴れ 強風
使用銃 Remington M870
絞り モデ
使用弾数 36g 5号 8発
32g 7半 1発
猟 果
ハシビロガモ 雄・雌 各1羽
コガモ 3羽
 過去2年間のデータを総合すると悪天候の時が良く獲れている事が分かる。本日は正にその条件にドンピシャで当てはまる。と言うわけで、結構期待しながらいつもの溜池へとやって来た。

 策敵を開始して30分程してコガモのメスを発見。いつもだと一羽いるとまだ近くに居るはずである。死角となっている草の根本に数羽がいると思われる。絞りをフルチョークからモデに変更。地面を這うように近づき5号弾を3発装填。レシーバー左側面にあるシェルホルダーには5号を3発、7半を2発差し込んでおく。草陰からメスを確認、薬室を閉鎖。ゆっくりと構えてオレンジ色のフロントサイトを目標に重ねる。セフティーを解除し発砲!メスが水しぶきに包まれると共に左右から一羽ずつ飛び出した!先ずは左に発砲!HIT!続いて右に発砲!大きくバランスを崩し池の中と草むらに落ちた。 
 

(゜Д゜;)全部アタッタ・・・

二羽は水面に、もう一羽は岸に落ちている。初めて全弾命中し気持ちよく3羽獲れたよ〜 水面の2羽はカモキャッチャーで回収。だが、岸に落ちたヤツは頭半分泥に突き刺さっている・・・ 少し泥濘にはまりながら無事回収。いやぁ、良かった。カモ類の定数(一日に獲って良い数)は5羽である。情けない事に未だにこの数字は達成したことはないが、今日は行けそうな気がする。先ほどの銃声で付近のカモは散ったであろうから、少し離れた池へと移動である。

 またまたコガモを発見。遮蔽物がないので身を低くして行くしかない。装填し少しずつ近寄るが気付かれてしまった!直ぐに2発撃つがスカ・・・ まんまと逃げられてしまった。 _| ̄|○

 池の隅っこに今まで見たことのないシルエットの一団がいる。餌を採っているようだがクチバシが異常にデカイ気がする。双眼鏡で確認するとヘラのようなクチバシが特徴のハシビロガモである!写真では見たことがあったが現物は初めて見た!狩猟対象28種の鳥類の中に含まれる可猟鳥である。と言うわけで捕獲決定!皆が逆立ちしたように尻を上にして採餌しているが、風が強いので少しずつ風下へと流れて行く。一心不乱に餌を採っている感じでこちらには気付いていない。風下へと移動し流れて来たところを捕獲しようと思う。

 大きく回り込んだ為に距離があり、尚かつ高低差があったので少々息が上がってしまった。一団はまだ射程外であるが、結構速いスピードで流されてくるので直ぐに撃つことができるであろう。5号弾を装填し息を潜めて草むらに隠れ、待つこと数分。射程内に入ってきた。20羽程いるが本日獲って良いのは残り2羽である。団体から少し離れたところにいるオスとメスを獲ることにする。先ずはオスに発砲!水飛沫に包まれる。今度は飛び出したメスに2発続けて発砲!HIT!狙い通り2羽のハシビロが浮いているが、オスの方はまだ息があり暴れている。薬室に7半を放り込み発砲!水飛沫が上がると大人しくなった。車に戻りカモキャッチャーを取ってきて無事回収。

特徴であるヘラの様に幅広で歯ブラシ状のクチバシ

 近くで見ると本当に変わったクチバシをしている。持ち歩いている野鳥ブックを見るとこのクチバシで水面に浮いている藻やプランクトンを漉し取るとある。なるほど納得である。本日は新しい種類捕獲&定数達成という、とても充実した一日であった。この調子でガンガン行きたいところだ!

※後で知ったのですが、ハシビロガモは個体数減少のため狩猟を自粛するようにとの事です。たぶんこの2羽が私にとって最初で最後となるでしょう。


後半へ続く