9月10日 曇り時々雨 濃霧 


08:00フライをたたく雨の音で目が覚める。
どうやら今日も雨のようだ。
動きたくないのでテントの中でのんびりとして過ごす。
台風の動きが気になる。
いくらムーンライトといえども暴風雨には耐えられまい。
屋根のあるところに泊まりたい。
明日から風雨が強まるようだ。
対策を朝食のMREを食べながら考える。
今回のメニューは「No,1ポーク&ライスBBQソース」だ。
やはりこの味付けは日本人には合わないよな・・・
少し走ると、バンガローがあるキャンプ場がいくつかある。
今日明日はテント泊はやめてバンガローに泊まろう。
昨日買った本によると、白滝高原キャンプ場には1,500円位で人用バンガローが借りられるらしい。
ここに決めた。

R242を南下中に私と同じJ55の最終記念車がとまっていた。
自分の以外の記念車を見るのは初めてだ。
建設会社にとまっており、事務所に入って一緒に写真を撮ってもいいか聞いてみた。
相手の人も同じ最終記念車に乗っているというと驚いて快く撮影を許可してくれた。
その人の話によると北海道にも5台ほどしか最終記念車はないらしい。
お互いに自分の車以外を見るのは初めてだった。
とても良い記念になった。

R333へと入り、キャンプ場を目指す。
看板が大きくでていたので、迷うことなく目的地に着いた。
管理人室ではおじさんが寝ていた・・・
申し訳ないが起きてもらって料金を払う。
ガイド本では1,500円ほどであったが一泊2,000円になっていた。
どうやら値上がりしたようだ。

バンガローは一番はずれにある静かなところをお願いした。
何でも今日はバンガローは全部あいてるそうだ。
ライダーやチャリダー、トホダー達はライダーハウスにでも逃げ込んだのだろう。
4輪車はダメだというからしかたない。

荷物を運び込み、町に買い出しにでようか迷う。
2日間はここに閉じこめられるのだから、軽く買い物をしよう。
町に降り、ここで一番大きいと思われる店にはいる。
といっても、あまり商品はなくジンギスカンセットと野菜を買う。
「ナンバン」という野菜があった。
どう見てもシシトウなのだが、お店の人に聞くとシシトウではないらしい。
気になるので買ってみた。
袋の裏には、漬け物のようにして食べるようなことが書いてあるが見なかったことにする。
向かいの酒屋さんで発泡酒を2本仕入れる。
台風の様子を聞いたら、明後日くらいに来るという話だ。
でも、どうやら私を付近の見回りに来た自衛隊員と間違えていたようだ。
迷彩服でジープに乗ってるからか?
・・・道民は米軍を見たこと無いのか?
>私も数回しかありません

キャンプ場に戻ってくると、まず風呂を沸かす。
五右衛門風呂なので大変だ。
雨の中、汗だくになりながら薪を割り何とか火をつけた。
薪は自由に使っていいのだが、何せこの雨である。
すべて湿気っていた。
今回もトライオキサンが活躍。
米軍マンセー (マンセー=朝鮮語で万歳の意味)
最悪、ガソリンを使おうかと思っていたが何とかなった。
100円で10分間のシャワーもあるが、湯に浸かって暖まりたい。
薪割りを含め2時間ほどで、ちょうど良い湯加減になった。
長い道のりであった。
あたりは暗くなってきている。
風呂はとても気持ちよく、まさに”命の洗濯”だ。

ドラゴンフライを使いジンギスカンを調理する。
あの独特の鉄板がないのでコッヘルにて行うが、鍋物のようになってしまった。
本当の食べ方とは違うが、なかなかおいしく食べられた。
ナンバンはシシトウよりも肉厚で、フルーティーであったがこの料理には向かない。
というか、おとなしく漬け物に使用した方がいいだろう。

食事も終わり後はシュラフにくるまって寝てしまう。
ここ数日、狭い車内や狭いベット、小さなテントでしか寝てなかった。
いきなり広くて天井の高い所に来ても落ち着かない物だ。
頭までシュラフに入って周りを見ないようにしてお休みなさい。
この中でテントを張るというのも良いアイディアかも・・・(爆)

 
2台の三菱ジープJ55最終記念車 白滝高原キャンプ場 バンガロー

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