9月13日 曇り時々晴れ 


06:30付近が明るくなり始め、目が覚めた。
車内泊は最悪だ。
足と腰が痛くなった。
朝食は煎餅の詰め合わせがあったので、それを数枚食べる。
今日こそはまともなところに泊まりたい。
ガイドブックを全面的に信用できないことがよくわかった。
場所の希望としては、釣りができ自然が残っているところだ。
釣りの対象魚は、北海道らしいマス系だ。
二尺位の奴を仕留めたい。
川は全部濁流でダメだ。
となれば湖しかないであろう。
ちょうど、ケミチップ湖というところが希望に合う。
昨日の候補にも挙がっていたが、すべての道が通行止めで行けなかったのだ。
途中にダート区間があるが大丈夫であろうか?

R240から道道494号線に入る。
8kmほどいったダート区間の始まりで通行止めであった。
予想していたことだ。
おとなしく引き返す。
しばらく戻ると、開発局の車とすれ違った。
ひょっとしたらゲートを開けるのかもしれない。
すぐにUターンをし、後をつける。
氾濫した川を見ていたので、車を降りこの先のことを聞いてみた。
ゲートを開けるのは管轄ではないのでわからないが、キャンプ場は閉鎖されているらしい。
湖につながる道はすべて通行止めとなり、陸の孤島となった湖周辺では隣接するホテルに
皆避難しているということだ。
・・・釣りどころではないではないか

今度こそおとなしく引き返し、コンビニにておにぎりをかじりながら作戦会議を開く。
40kmほど行くと阿寒湖だ。
マリモに会わなければなるまい。
湖畔に野営場がある。
今夜はここにしよう。

1時間後、阿寒湖着。
重大な問題が発覚した。
テント代400円派許そう。
しかし、駐車場代410円とはなんだ!
全部で800円以上もするではないか!
おまけに、サイトは阿寒湖から国道を挟み数百メートルも離れている。
こんな所に大金を払うなどばかばかしい。
予定変更だ。
ちょっと離れたところにオンネトーという湖があるようだ。
そこにも野営場があるらしい。
しかも、250円!!
もちろん駐車場代なんていらない。
ここに決めた。

オンネトーとはアイヌ語で「老いた沼」というらしい。
水は強酸性で生き物はサンショウウオとザリガニしかいないらしい。
生き物がほとんどいないので、水はコバルトブルーに輝き神秘的な所である。
キャンプサイトも非常によい。
大きな木がそのままでその間を縫ってテントを設営する。
こんな所がよいのだ。
テントからは湖面が見えとても良い感じだ。
とても気に入った。
サッカーのグラウンドなど冗談ではない。
このような自然のままが一番だ。

テントを設営し、椅子を出してゆったりとした。
北海道に来てやっと気持ちの良い野営ができる。
これで星が見えれば文句はないのだが・・・


オンネトー 奥に湖が見える林間サイト
 
戦闘糧食の夕食&発泡酒  

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