別府市 扇山(大平山)

− 別府市のシンボル的な山 −



大分市から別府市を見ると目に止まるのは背後にそびえる草原の山である。春には扇山火祭りといってこの草原に火を放つ野焼きが行われる。扇子状の山にだんだんと燃え広がる火はダイナミックで非常に綺麗である。

(写っていないが、更に右側を見ればこちらも草原の山々が見える。
が、こちらは自衛隊の十文字原演習場&湯山クレー射撃場である。)

写真は大分市田ノ浦ビーチから見た別府市

登山口

登り口は幾つかあるようだが、鍋山方向から登ってみる。ここは車を2〜3台止められるだけのスペースがある。2日に分けて登ったが、共にここから出発した。

看板

登山道から100mも行かずに分岐と看板が出た。道の良さそうな小坂方面へと進んだ。
この看板にある「別府一周遊歩道」に関して別府市のHPを見てみたが記述がない。検索エンジンでも数件がヒットするだけである。

階段

少し荒れてはいるが、立派な階段が設置してある。結構お金がかかっているようだ。だが、道は南側(駐屯地方面)に延びて山には登れないので道を外れ頂上を目指す。

広大な草原

一月ほど前に火祭りで真っ黒焦げになったと思うのだが、緑の絨毯で覆われている。しかし見上げると首が痛い・・・

何か変?

目の前のススキが変な感じに集まっている。妙な感じである。

鳥の巣と卵

ススキを掻き分けると鳥の巣と卵があった。これはマズイと思い、写真だけ撮ってその場を後にした。変に荒らして抱卵放棄とかされたら困るもんな。にしても見事な巣である。内壁にはビッシリと"ガマの穂"の様な物でクッションを作っている。しかし親はどこだ?

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5合目付近?

岩がゴロゴロとしておりイスに丁度良い。
道らしき物は全く見あたらず、獣道or適当に進む。土がふかふかで雪の上のようだ。

下を見下ろす

風が涼しく心地よい。頂上までもう一踏ん張りである。

792地点

チョット寄り道をして三角点を探してみた。
地図によると三角点があるはずだが分からない。GPSのポイントもこの辺なのだが・・・
諦めて頂上を目指す。なだらかな尾根を北西に進む。

後日発見!

3回目に訪れたとき探してみた。以前のGPSログを見ると、僅かに逸れている。林の中に入ったところがポイントのようだ。GPSを見ながら散策すると簡単に見つかった。入口にはケルンと赤テープまであった・・・ なんで今まで気が付かなかったんだ?

GPS

目的地までの残距離である右上の数字に注目していただきたい。0.00kmとなっている。この時の誤差は3mだが、完璧にポイントまでナビゲーションしてくれた。これもカシミールによるウエイポイント作成のおかげである。ここまでピンポイントにできるとは使い初めて6年になるが改めて感心した。

座標はE 33°8′10.52″
     N 131°26′28.64″

扇山頂上着

この看板には標高810mとあるが、隣には792米と書かれた看板がある。
792mは三角点のある南東側だと思うのだが・・・
ここまでにオスキジ2羽とノウサギを見ている。さすがは鳥獣保護区だ。


別府湾

湾が一望できる。この日は霞がさほどかかっておらず、遠くは佐賀関半島まで見ることができた。
さすがに四国は見えないか〜



GARMIN GPS12CX ログデータをDAN杉本氏作成のカシミールで加工

以下赤色ルート

青ルートは下参照

荒れ荒れ

駐屯地横から登るこのルートはどうやら一般的なようだ。多くの足跡があり道がある。そしてその分荒れている。

陸軍所轄

帝國陸軍の管轄だそうですな・・・
60年以上前に立てられたのね・・・

この後、ゴルフ場沿いに移動して(遊歩道の小坂ルート)駐車場に無事着!


青ルートはこちら



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